Google メールアカウントの OAuth 2.0 認証への自動変換

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Thunderbird 91.8.0 以降では、91.8.0 より前のバージョンから更新すると、Gmail アカウントの認証方式を OAuth 2.0 認証に変換し、Google へのログインで必須となる OAuth 2.0 に準拠します。この変更は、Google によって 必須 とされました。

最新のセキュリティ修正やその他の多くのバグ修正や改善のために、最新バージョンの Thunderbird にアップデートすることをお勧めします。しかし、自身の責任において 91.8.0 より前の古いバージョンの Thunderbird を使用し続ける場合、認証方法を OAuth2 に変更する必要があります。新しいバージョンの Thunderbird では、次の手順を使用して、認証方式が実際に OAuth2 に設定されていることをダブルチェックできます。

Thunderbird で Gmail アカウントが OAuth2 に設定されていることを確認する

送信 (SMTP) サーバー

  1. > アカウント設定 に行きます。
  2. 左側のアカウントリストからアカウント (例: Jane@example.com) を選択します。
  3. 設定ペインの下部にある 送信 (SMTP) サーバー を探します。
  4. 右側にある SMTP サーバーを編集... をクリックします。
  5. SMTP サーバーダイアログで 認証方式OAuth2 に設定されていることを確認します。
  6. OK ボタンをクリックして、SMTP サーバーの設定を確認します。

受信サーバー

  1. > アカウント設定 の順に進みます。
  2. 左側のアカウントリストからアカウント (例: Jane@example.com) を選択します。
  3. アカウントエントリの下で、サーバー設定 サブセクションを選択します (表示されていない場合は、最初に > ボタンを切り替える必要があります)。
  4. セキュリティ設定 > 認証方式OAuth2 に設定されていることを確認します。
OAuth 2.0 セットアッププロセスを動作させるには、Cookie と JavaScript を有効にする必要があります。Thunderbird の設定で Cookie を拒否している場合、一部の Cookie はページ更新間にデータを保存するために承認する必要があるため、OAuth セットアッププロセスは失敗します。以下のいずれかの方法で、少なくとも一時的に Cookie を承諾する必要があります。

まず、Thunderbird で一般の Cookie 設定を確認してください:

  • > 設定 > プライバシーとセキュリティ > ウェブコンテンツ の順に進みます。
  • サイトから送られてきた Cookie を保存する のチェックボックスを確認します。

サイトから送られてきた Cookie を保存する のチェックボックスがチェックされて いない 場合、以下のいずれかの手順に従った後、OAuth ログインプロセスを再度行ってください:

  • Google からの Cookie を承諾する例外を作成する:
    • 例外... ボタンをクリックして Cookie フィルター ダイアログを開きます。
    • サイトのアドレス の入力ボックスに https://accounts.google.com と入力します。
    • 許可 を選択し、変更を保存 をクリックします。
  • あるいは、すべて の Cookie を許可する:
    • サイトから送られてきた Cookie を保存する のチェックマークをオンにします。

OAuth プロセスの終了後、再び Cookie を拒否できます - メールの送受信は Cookie を拒否しても動作します。しかし、すべての Cookie を拒否または例外を削除すると Gmail の OAuth トークンが期限切れになるときに OAuth ダイアログが表示され、必須 Cookie を許可するまで失敗しつづけます。

Cookie についての詳細は、Privacy panel - Remote content and cookie settings in Thunderbird の記事をご覧ください。

無効化された JavaScript による OAuth 障害を回避または修正するには

  1. > 設定 > 一般 の順に進みます。
  2. 一般 設定ペインの右下隅にある 設定エディター をクリックします。
  3. 設定名を検索 検索ボックスに以下をコピーアンドペーストまたは入力します: javascript.enabled
  4. javascript.enabled の検索結果が 1 行表示されます。
    • javascript.enabled の設定値が true の場合、変更は必要ありません。
    • javascript.enabled の設定値が false の場合、右側の切り替え Fx71aboutconfig-ToggleButton をクリックして true に変更する必要があります。

正しい認証トークンが保存されているかどうかを確認するには

  • > 設定 > プライバシーとセキュリティ > パスワード> 保存されているパスワード の順に進みます。
    • アカウント認証が OAuth2 に設定され、OAuth ログインが成功している場合、フォームの各ユーザー名 (gmail アカウント) のエントリが表示されます。
oauth://accounts.google.com (https://mail.google.com/ …)
注記: oauth エントリーは OAuth2 認証トークンであり、パスワードではありません。
  • アカウント認証が OAuth2 に設定されていて、OAuth ログインが 成功しなかった 場合は、次のフォームのプロバイダーのパスワードエントリーを確認して削除してください:
imap://imap.gmail.com (imap://imap.gmail.com)
smtp://smtp.gmail.com (smtp://smtp.gmail.com)

まだ問題がある場合、Thunderbird のサポートで質問してください

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